ドラムおやじのつぶやき

パソコンの修理依頼がありました。

持ち帰り修理という事で本体を持った途端「ネチャ！！」

近くに置いてある灰皿は吸殻の山。

これでパソコンの不具合の原因が特定できます。



タバコのヤニで筐体が黄色くなっているのがよくわかります。

実はこの裏側部分にプロペラのような羽根を回して

パソコンの心臓部でもあるＣＰＵなるものを冷やすファンがあります。

ここにタバコのヤニがこびり付いてその上にほこりが堆積していきます。



このようにほこりが付くとファンの回りが悪くなり、

冷却効果が下がり熱が上がってパソコンが暴走してしまいます。

（パチンコの暴走ならうれしいんですが・・・・・）

現象としては電源が切れたり、フリーズ（固まる）してしまいます。

高性能のパソコンほどよく冷やさなければなりません。

販売当初は冗談かと思いましたが、「水冷方式」なんて物もあります。

ノートパソコン用には冷却パッドなども市販されています。

ノートパソコンの底を触ってみてください。のくとい（温かい）はずです。

ファンにより一生懸命冷やしながら動いています。

私も難しい算数（計算）をすると頭が痛くなり、熱が上がります。同じですね


で、預かってきたパソコンは



コンプレッサーでほこりを吹き払い、ヤニを拭き取る作業から。



特殊なペーパもご覧のようにヤニまるけ。



手もネチャネチャになってきます。タバコを吸わない者にとってはつらい作業になります。

拭いても拭いてもなかなかおちないのがタバコのヤニによる汚れ、

ネチャネチャです。特殊なペーパもほとんど一箱使ってしまいます。

拭いても拭いてもきりが無いので、ある程度のところで妥協して、２～３日監視しました。

やはり冷却ファンがしっかり回っていなかったのか、

ヤニとほこりをおとしてきれいに清掃してやった事により故障は直ったようです。

念のためリカバリ作業（買った時の状態に戻す）も行いました。

パソコンもきれいな澄んだ空気を欲しがっています。

パソコンの真前でタバコを吸っている人は注意された方がいいかも・・・。

いずれ熱暴走による何らかの故障が発生する可能性大です。

人間の体もこのようにヤニが溜まっていくんでしょうか？？？

恐ろしいですね。